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先週は「さんかく座」のため、秋田へ出張してきました。
もう一週間も経っているなんて。

ご来場いただいたお客さま、ありがとうございました。
秋田のお客さまだけでなく、盛岡・弘前からもたくさん足を運んでいただきました。
遠いようで近い、いろんな街を歩くきっかけになったら嬉しいです。
なにかのついでに、という場所ではないので本当にありがたいなあと
参加側のみんなの中でも話題になりました。
あらためて心から感謝いたします!

見渡す限りピンク色の今回の会場。
なんとなくそれぞれの陣地が決まり、なんとなくそれぞれが店を完成させ
準備ができたらお先に失礼、みたいな感じなのですが
しっかり「さんかく座」になっているのが毎年の楽しみでもあり、感心してしまうところ。
さんかく座のみんなにも毎度ありがとうございます!と言いたいです。

秋田は自分たちの出身地でもあります。
今回は本当に身内にしかお知らせできませんでしたが、それでも何人か
高校時代の友人や幼なじみ、家族や親戚が来てくれました。
岩井沢おかみも秋田出身。
お互いになんだか父兄参観みたいな気持で落ち着かない場面もありましたが
やはり楽しかったです。

cartaは喫茶として出店しているのですが
今回は予想外に青木隼人さんのCDや黒木千波留さんのCDが
秋田のお客さまのもとへ旅立っていきました。嬉しいなー。
どちらも生活に寄りそうようなやさしい音楽ですので
デイリーユースしていただけると、さらに嬉しいです。

毎度のことですが、喫茶営業をしているので二人とも全く写真が取れず
いつも瞼の裏に焼きつけるしかないのですが、今回の会場も
フォトジェニックだったのではないでしょうか(特にビールの銅樽)。

そういえば開催前日に秋田の居酒屋(あみもと)で飲んだ時にお店のおかあさんが
何気なく話しかけてきたとき、どうしようもなく秋田のかあさんのやさしさを感じて
涙ぐみそうになりました。
言葉の感じや間合い、でしょうか。意識はしなくとも馴染んでいるものなのですね。
やはり歳をとってきている証拠…?
とにかくそれぞれの良さを体感してまた元気に働こう!と思える週末でした。

さんかくを一周したので来年はボーナスステージやも?という話もありますが
盛岡開催が濃厚だと思います。


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つい先日、14日15日の週末は、岩手県公会堂にて「モリブロ」の
メインイベントが開催されました。
cartaはモリブロ実行委員としてスタッフ参加してました。
店に足を運んでいただいた方がいらっしゃいましたらスミマセン。

14日土曜日は夕方からアン・サリーさんをお招きしての「モリブロ・コンチェルト」。
前日からリハーサルのために盛岡入りしていたアンさん
サポートのギター小池龍平さん、ピアノ小林創さん
そしてトランペット飯田玄彦さん。
3年前の盛岡のときと同じメンバーだったのでまずは再開を喜びました。
今回はcartaへも寄っていただけたのでとても嬉しかったです。

ずっと楽しみにしていたコンサート。
「今までもこれからも大好きなうた、大切にしていきたいうたをたくさんうたいます」
「今日は世界で一番いいものにします」
という言葉でコンサートが始まり、いろんなうたを堪能することができました。
アンさんの歌で喜んだり哀しくなったり楽しくなったり。
選曲も素晴らしく、うたや声、音が自分の胸に響いてくるのをじっと感じてみる時間。
涙が自然に流れるのを止められませんでした。

ライブが終わり、みなさんをお迎えすると
「CD買ってくれるお客さんのところに行きましょうか」
とアンさんが言ってくれたので、急遽サイン会も始まりました。
笑顔のお客さまとアンさん、そしてまわりのみなさんを見ていたら
またまたじーんとしてしまいました。
こうやって笑顔と元気を交換し合っていくお手伝いが出来て本当に嬉しかったです。

アンさんたちは今回、ラヂオもりおかでの二度の生出演も快くOKしていただき
生演奏!もこれまた二度していただきました。
やー、嬉しかったです。
盛岡の街も「でんでんむし」のバスに乗って楽しんだ様子でしたよ。

ご来場いただいたお客さま、そして
アンさん、小林さん、小池さん、飯田さん、ありがとうございました!



おまけ
モリブロくんになったアンさんを囲む会。




ラジオゾンデ/radiosonde
の音楽を説明するには、本当は聴いて感じていただくのが一番よいのですが
酒井謙次氏(音楽評論家・雑誌『暮しの手帖』の音楽欄を08年〜09年に担当されていました)によるアルバム解説文flau(レコードレーベル)にありますので、もしよろしかったらご覧になってみてください。

そしてもうひとつ。

東京の西荻窪にある「雨と休日」というCDショップのウェブサイト。
穏やかな音楽を集める、というコンセプトのショップです。
ラジオゾンデの成り立ちからアルバム制作についてのお話が読めます。
こちらもぜひ。

音楽の5月
radiosonde swallow tour 2011

ただ今、cartaではラジオゾンデ
そして青木隼人さん、津田貴司さんのソロ作品のCDを取り揃えております。
お気軽に声をかけてくださいませ。


えーと、cartaではトイレで青いインコを飼っているのですが
最近インコの止まっている位置が変わっていることに気づきました。
「たまには違う方を向いてるのもかわいいからそのままにしとこ」
とお互いが相方のしわざだと思っていました。
でもどっちも動かしてないことが判明。
キツネにつままれたような気もしましたが
地震で動いたか、どなたかユーモアのあるお客さまがそっと動かしたか。
あるいは自分で飛んだか…。
どれでもいいや、なんだかすごくふっと和んだ出来事だったのです。

それに気づいたお客さまもいらっしゃったので一部始終をお話して
またまた和む、というオマケつきでした。

こういうユーモアの連鎖はとても楽しいなと思いました。
ありがとうございます。


あ、ちなみにインコはシュライヒ、です。

コーヒーやお茶をさっと飲んで笑顔で帰られる方。
窓の外を眺めたり、じっくり書きものをしていかれる方。
いろんなお客さまを見ていると
こちらの方がじわじわと力をもらっているのを感じます。

一見いつもどおりなんだけれど、確実に新しい方向へ
向かっている空気があるような気がするのです。

やっぱりいきつくところは人と人。


地震の日、大きな揺れで店内にいたお客さまと外へ避難していたら
中津川の方から郡山のPLAYTIMECAFEの芳江さんが手を振りながら歩いてきました。
びっくりしたけど、すごく心強いお姉さんが現れてくれた!と思って
すこしほっとしたのを覚えています。
たまたま、紫波でお仕事があって、その前にcartaでお茶を、と
盛岡に立ち寄ってくれた時に地震にあったのでした。

その後、帰る交通手段もなく、またどこに帰るかという問題もあり
今日まで10日間一緒に暮らしました。
盛岡でもライブをしてくださった福島の南相馬市に住んでいた
吉田慶子さんが無事で避難していることも芳江さんを通じて知りました。

そしてお恥ずかしい話、福島の芳江さんと一緒に居て
福島に東京電力の原子力発電所があり、それがどういうことか
ということを初めてちゃんと認識しました。

地震の災害と、原子力発電所で今起きていることは
一緒くたではない気がします。

これは個人的な思いですが
もうウソなんて通用しないんじゃない?ということを強く感じます。
見て見ぬふりで蓋をしていた事柄や感情や
伸ばし延ばしにしてきたナニカはもう隠しておけないような。

ウソなしで、自分が責任を負えるところで
その日、その時、自分の出来ることをしていたら
健やかな生き方になっていくのかも。

今朝は3人で海藻たっぷりの味噌汁を飲みました。
もちろん味噌はみんなで福島で仕込んだおいしい味噌で。

その後一緒に盛岡駅まで行き、またね!とニッコリしっかり握手を。
芳江さんは「いってきます!」とバスで福島県郡山市に戻りました。


あの地震の日から一週間たった
14時46分に、店の音楽を消して
ふたりで黙祷をしました。

音楽を消してみると
クルマの通る音も聴こえない
本当に静かな空間になりました。
遠くでその時を知らせる市役所のサイレンが
短く聴こえました。

目を閉じると
いま祈っているのは自分たちだけじゃない
という感覚をはっきりと感じました。

きっとみんな多かれ少なかれ
様々な感情を胸にためて
日々過ごしていて
地震の起きる前と、その後では
世界はかわっているんだ、とも思いました。

自分にできることは本当にちいさなことしかないけれど
日々短い時間でも祈ろうと思います。

物流がストップしている中、地震のなにかをかいくぐり
木村衣有子さんの新刊が届きました。驚!

これは今日発売の食べものエッセイ集
『あのとき食べた、海老の尻尾』(大和出版)

ゆうこりんの写真と文章を読んで
本人の声(とモリオの声)が聴こえたような気がして
ふっと気が緩み、ほっとしました。

まだ手に入りにくい状況かもしれませんが
どこかで見かけたらぜひ。

しばらくの間は様子を見ながら
19時くらいまでの営業とさせていただきます。

昨日は「ここにくると落ち着くから」と
言ってくれたヤングな男子のお客さま。
なんだかハッとしてグッときました。
ありがとうございます!

たくさんのはげましのご連絡
本当にありがとうございます。

今日から店を開けています。
できる範囲で営業していきます。

「あー、コーヒーが飲みたかった!」
「カルタさんなら開いてると思った」
「パンが食べたくて来ました」
お客さまからの声をきくたびに
目の前の、本当に目の前のことだけですが
出来ることをやろう!と気持ちを新たにしています。

店に何も被害がなかったかどうか
気にかけてまわってきてくれる方も
いらっしゃいました。

余震が続き、身体にも緊張がずっと残ります。
一杯のお茶やコーヒーが
少しは息を整えるお手伝いになるかもしれません。
そして、時々はテレビから目を離すことも必要かもしれません。

本当に大切なものをもっとちゃんと大切にしていこうと
気づくような、大きな変化のような気がします。
津波で家がさらわれてしまった友人からメールの返事がきました。
「何もなくなったけど、残してもらった命を守ります。心配しないでね。」
と書かれてありました。

被害の大きかったところの方々の不安が
少しずつでもなくなっていきますように
と祈っています。

すっかり日差しは春めいていて
朝、東側にある大きな窓の障子をあけてグルーミング?中
ウチの縁側でも猫が二匹(ノラ)、グルーミング&ひなたぼっこを
しておりました。はる~(ザキヤマ風)。

と思ったら、先ほどから雪がばああっと降りはじめて
「おお、これがあれか!」と思って見守っています。

※あれ=盛岡地元っ子は春が来る前に必ずもう一度ドサッ
と雪が降るんだよここは的なことをよく教えてくれるのです

店ではメランコリア(中島ノブユキ)が流れています。

春はもうすぐ、という気分と
またまた降り始めた雪を静かに眺める気分が
ふしぎに交錯している今日の感じにフィットしているような気がしています。
お知らせ

<店舗案内>
喫茶carta
〒020-0023
盛岡市内丸16-16
(県民会館裏手)
MAP
019-651-5375
定休日 毎週水曜と最終火曜
営業時間 11:00~20:00
駐車場なし
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