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2014年ももうすぐ終わり。
1月のヘニングさんのピアノコンサートから1年が経つのかと思うと
本当に時の早さを感じます。
今年もいくつかの音楽イベントや、棚展など、いろいろな想い出があり
いい1年だったなという印象です。
足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございます。
それから今年の終わりに書いておきたいこと。
ありがたいことに、お客さまから手紙をいただくことがよくあります。
これはcartaを始めてから今までずっと言える事です。
なんのタイミングかは知りませんが
少し落ち込んでいたりするときにそういう手紙が届きます。
先日は
cartaで過ごした時間を思い返すと
「沈黙」という言葉が浮かんできました。
言葉より確かなものが沈黙の中に在る気がしました。
と書かれた手紙をもらいました。
「沈黙」と言っても
ずーーーーーんという黒い壁が背景に浮かんでくるようなものとか
苦しく口をつぐんでいるとか
そういうことではなくて
車窓から、なんとはなしに景色を眺めるひとときとか
川べりや大きな樹のしたでしばし立ち止まるとか
暖かな陽の下の公園のベンチに腰掛けてぼーっとするとか
ひたすら歩くとか
頭をからっぽにするようなイメージ。
一人になって本を読んだり手紙を書いたりぼんやり考え事をしたり
安全に一人で過ごせる時間。
さっと切り替えができる時間。
そんな場所があってもいいかな、とcartaを始めた事を
今年は何度か思い返しました。
これからもささやかながらも、場を整えたいなあと思っています。
この手紙のお客さまも「ひとりであたまをからっぽにするような」
そんな時間を過ごせました、とおっしゃってくださいました。
そう言ってくださる方がいるということが嬉しいです。
ありがとうございます。
みなさま、どうぞお元気で、あたたかくしてよいお年をお迎えくださいませ。
今年も一年ありがとうございました。
2015年もどうぞよろしくお願いいたします。ペコリ。
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