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家では今週からストーブがついています。
ストーブを点ける最初のときって、どうしてあんなに意地を
はってしまうのでしょうか。
一度点けたら、もう新緑の季節まで点け続けることになるから、かな。
でも点けた瞬間から部屋は天国ですよね。
まだ寒さよりストーブの暖かさが強いから。
寒くなってきましたが、まだまだお店のまわりにはおノラな猫達がいて
窓から様子を眺めて楽しんでいます。
その中の一匹。
日が暮れるとお店の前の道路の真ん中にデンと座って
じっとお魚屋さんの裏口を見つめ続ける
背中に串団子のようにみっつの黒丸を背負ったおノラ。
その姿がまるで座禅をしているようなので
「ザゼンさん」と心の中で呼んでいます。
交通量が少ないとはいえ、道路の真ん中で大丈夫かなーとみていると
車がきてもあわてる様子もなくスタスタと壁際に移動して
今度はスフィンクスのような格好でじっと見つめ続けます。
人が通っても自転車が通ってもライトに照らし出されても
その姿は変わりません。
彼(または彼女)は悟っているのだ。
と思わされます。
ところが
ちょっと目を放した隙に忽然と姿を消しているのです。
どこにいったのでしょうか(ま、みつめるさきにいったんでしょう)。
まだ一度も上陸作戦の現場を目撃したことがないのですが
あの姿のまま瞬間移動しているにちがいありません。
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