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cartaは6/11までモリブロの街かどイベント「音楽家の本棚」を開催中です。
一日の中で、私たちもふと目についた本を手に取ってみます。
今日は朝の営業があり、まだ少し爽やかな風と光の中で
「語るに足る、ささやかな人生」を手にとりました。
青木隼人さんの本棚から駒沢敏器さんの本です。
アメリカのスモールタウンをめぐる紀行文。
ページをめくると「はじめに スモールタウンへようこそ」とあります。
この6ページを読んだだけでもこの本を手にとってよかった、と思うくらいでした。
そう思ったので、そのまま青木さんに伝えると
「盛岡もいい意味でスモールタウンだと思っています」と返ってきました。
この6ページだけでもまず読んでみて、と相棒に渡してわたしは休憩にでました。
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相棒です。
最初の6ページを読んで、
199ページから始まるマウンテン・ビューの項を読んでいると
開けたままの扉から
毎月一度、火曜日にいらっしゃるお客さま。
「コーヒー」と注文なさって
静かにmama!milkの本棚から<TINGAUD INTERIEURS>の写真集を眺め始めました。
コーヒーをお出しして、自分もマウンテン・ビューの続きを読み始めました。
窓から入ってくる風を感じながら、しばらくして
「いい季節ですね」とお客さま。
「最高です」
・・・
「ごちそうさま」
「ありがとうございます」
お会計をして開けたままの扉からお帰りになられました。
自分がスモールタウンの片隅で
喫茶店を営んでいるんだ、と感じた瞬間でした。
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この話を休憩から戻って聞いた時に、いいなあと思って
なんとなく書いておきたくなりました。
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