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21日(水)から開催していた藤川孝之さんによる「Portrait」。
おかげさまで会期が終了いたしました。
午前中から午後の3時くらいまでは光が射しこむcarta。
できるだけ自然な光の中でデッサンを、そして
絵やコラージュ作品の色を見ていただきたいなと考えて
期間中は朝の9時にオープンを続けました。
デッサンにお申し込みいただいたお客さま
お出でいただいたみなさま
ありがとうございました。
藤川さんの生み出すきれいな色がぽつりぽつり点在し
しかもコラージュ作品は日に日にかたちを変え、色が増えました。
そしてふと目を別の場所に移すと、余白のある線画。
光と色と静けさとあたたかさ、そして想像すること。
小さなcartaでそれらを展示出来た事が嬉しいです。
藤川さん、長い滞在おつかれさまでした。
そしてありがとうございました。
またいつか、盛岡のお客さまの「Portrait」をデッサンしていただける日を楽しみに。
なお、11/3までは引き続き藤川さんの絵葉書と版画の販売をしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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余談として
私自身もデッサンをしてもらいましたので個人的な感想を。
私は視線を定めるために一点を見つめています。
恥ずかしいな、緊張するな、どんなふうに見えてるのかな、可笑しくて吹き出しそう、
どんなふうにしていたらいいかな、などと最初はいろんなことを考えていました。
(あと、朝一番だったので途中うとうともしました…)
しばらくして、たまたま店で流れていた新しいヘニングさんのピアノの音楽と
藤川さんが鉛筆を走らせる音、私と紙を交互に見る集中した視線、わたしの意識、
それぞれがにじみあったときがありました。
そのときに少し心が震えて、藤川さんという目を通してではありますが
紙のうえに現れるのはなにも付け足すことがない、これ以上でもこれ以下でもない
自分なのだなあと思いました。
生まれてから今日までが積み重なった自分、ただそれだけ。
良く見せたいとか、ここを隠したいとか、そんなことを思っても
全ては自分に現れるよね、まあなんだかんだ言っても今日まで生きてきたのが
今のわたしなんだな、なーんて思ったら泣けてきたのでした。
完成したデッサンも嬉しかったし、こう思ったことも嬉しかった。
そんな40分でした。
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