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えーと、cartaではトイレで青いインコを飼っているのですが
最近インコの止まっている位置が変わっていることに気づきました。
「たまには違う方を向いてるのもかわいいからそのままにしとこ」
とお互いが相方のしわざだと思っていました。
でもどっちも動かしてないことが判明。
キツネにつままれたような気もしましたが
地震で動いたか、どなたかユーモアのあるお客さまがそっと動かしたか。
あるいは自分で飛んだか…。
どれでもいいや、なんだかすごくふっと和んだ出来事だったのです。
それに気づいたお客さまもいらっしゃったので一部始終をお話して
またまた和む、というオマケつきでした。
こういうユーモアの連鎖はとても楽しいなと思いました。
ありがとうございます。
あ、ちなみにインコはシュライヒ、です。
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京都周辺のみなさまへ。
本日京都にてSolというお店がオープンしています。
吉祥寺のFloorと、あきる野のTocoが京都にて復活です。
Solとはフランス語で床、スペイン語で太陽の意味があるとか。
ひとつで二度おいしい、なんてラッキーな言葉。
地震の後、よく今届いたなあ!というタイミングで木村衣有子さんの新刊
「あの時食べた、海老の尻尾」が届きました。
その次に届いたのが「床上手、京都でFloorが復活!」と書かれた
Solの案内のハガキ。
この連続には思わず笑みがこぼれました。
早く行きたい気持ちをまあるくまあるく発酵中です。
お近くの方はぜひ!
美しい空間が待っているはずです。
自分たちはまだ見ていないけど確信しています。
お茶や和菓子、ワインやパンとサラダ、そしてご飯と味噌汁。
そして縁のある作家の作品を見られるとのこと。
Sol
京都市中京区押小路通油小路東入二条油小路町270-1
Tel 0757088750
11:30~22:00
火曜日と第三水曜日がお休み
http://pushalley-oilalley.com/
明日3月29日(火)営業いたします。
どうぞひといきつきにいらしてくださいませ。
次の日30日(水)は定休日です。
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昼下がり。
天気も良くて、お客さまもそれぞれの時間を過ごしている感じがして
「なんかいいなあ」と思っていると
radiosondeのtroposphereという曲が流れて
「いまにあってるなあ」と思いつつ、ふと相方の方をみると
じんわりと泣いていました。
色んなことがあって、そしてなにかが琴線にふれたようでした。
そんな時もあるよね。
troposphere:対流圏
成層圏の下にあってゆっくりと混ざりあってるところ、らしいです。
コーヒーやお茶をさっと飲んで笑顔で帰られる方。
窓の外を眺めたり、じっくり書きものをしていかれる方。
いろんなお客さまを見ていると
こちらの方がじわじわと力をもらっているのを感じます。
一見いつもどおりなんだけれど、確実に新しい方向へ
向かっている空気があるような気がするのです。
やっぱりいきつくところは人と人。
地震の日、大きな揺れで店内にいたお客さまと外へ避難していたら
中津川の方から郡山のPLAYTIMECAFEの芳江さんが手を振りながら歩いてきました。
びっくりしたけど、すごく心強いお姉さんが現れてくれた!と思って
すこしほっとしたのを覚えています。
たまたま、紫波でお仕事があって、その前にcartaでお茶を、と
盛岡に立ち寄ってくれた時に地震にあったのでした。
その後、帰る交通手段もなく、またどこに帰るかという問題もあり
今日まで10日間一緒に暮らしました。
盛岡でもライブをしてくださった福島の南相馬市に住んでいた
吉田慶子さんが無事で避難していることも芳江さんを通じて知りました。
そしてお恥ずかしい話、福島の芳江さんと一緒に居て
福島に東京電力の原子力発電所があり、それがどういうことか
ということを初めてちゃんと認識しました。
地震の災害と、原子力発電所で今起きていることは
一緒くたではない気がします。
これは個人的な思いですが
もうウソなんて通用しないんじゃない?ということを強く感じます。
見て見ぬふりで蓋をしていた事柄や感情や
伸ばし延ばしにしてきたナニカはもう隠しておけないような。
ウソなしで、自分が責任を負えるところで
その日、その時、自分の出来ることをしていたら
健やかな生き方になっていくのかも。
今朝は3人で海藻たっぷりの味噌汁を飲みました。
もちろん味噌はみんなで福島で仕込んだおいしい味噌で。
その後一緒に盛岡駅まで行き、またね!とニッコリしっかり握手を。
芳江さんは「いってきます!」とバスで福島県郡山市に戻りました。
あの地震の日から一週間たった
14時46分に、店の音楽を消して
ふたりで黙祷をしました。
音楽を消してみると
クルマの通る音も聴こえない
本当に静かな空間になりました。
遠くでその時を知らせる市役所のサイレンが
短く聴こえました。
目を閉じると
いま祈っているのは自分たちだけじゃない
という感覚をはっきりと感じました。
きっとみんな多かれ少なかれ
様々な感情を胸にためて
日々過ごしていて
地震の起きる前と、その後では
世界はかわっているんだ、とも思いました。
自分にできることは本当にちいさなことしかないけれど
日々短い時間でも祈ろうと思います。
物流がストップしている中、地震のなにかをかいくぐり
木村衣有子さんの新刊が届きました。驚!
これは今日発売の食べものエッセイ集
『あのとき食べた、海老の尻尾』(大和出版)
ゆうこりんの写真と文章を読んで
本人の声(とモリオの声)が聴こえたような気がして
ふっと気が緩み、ほっとしました。
まだ手に入りにくい状況かもしれませんが
どこかで見かけたらぜひ。
しばらくの間は様子を見ながら
19時くらいまでの営業とさせていただきます。
昨日は「ここにくると落ち着くから」と
言ってくれたヤングな男子のお客さま。
なんだかハッとしてグッときました。
ありがとうございます!
たくさんのはげましのご連絡
本当にありがとうございます。
今日から店を開けています。
できる範囲で営業していきます。
「あー、コーヒーが飲みたかった!」
「カルタさんなら開いてると思った」
「パンが食べたくて来ました」
お客さまからの声をきくたびに
目の前の、本当に目の前のことだけですが
出来ることをやろう!と気持ちを新たにしています。
店に何も被害がなかったかどうか
気にかけてまわってきてくれる方も
いらっしゃいました。
余震が続き、身体にも緊張がずっと残ります。
一杯のお茶やコーヒーが
少しは息を整えるお手伝いになるかもしれません。
そして、時々はテレビから目を離すことも必要かもしれません。
本当に大切なものをもっとちゃんと大切にしていこうと
気づくような、大きな変化のような気がします。
津波で家がさらわれてしまった友人からメールの返事がきました。
「何もなくなったけど、残してもらった命を守ります。心配しないでね。」
と書かれてありました。
被害の大きかったところの方々の不安が
少しずつでもなくなっていきますように
と祈っています。
すっかり日差しは春めいていて
朝、東側にある大きな窓の障子をあけてグルーミング?中
ウチの縁側でも猫が二匹(ノラ)、グルーミング&ひなたぼっこを
しておりました。はる~(ザキヤマ風)。
と思ったら、先ほどから雪がばああっと降りはじめて
「おお、これがあれか!」と思って見守っています。
※あれ=盛岡地元っ子は春が来る前に必ずもう一度ドサッ
と雪が降るんだよここは的なことをよく教えてくれるのです
店ではメランコリア(中島ノブユキ)が流れています。
春はもうすぐ、という気分と
またまた降り始めた雪を静かに眺める気分が
ふしぎに交錯している今日の感じにフィットしているような気がしています。
ある人と電話でお話。
むこうもこちらと同じで外で話している様子。
そしてどうやら今、京都にいるらしい。
京都の風の音が聞こえる。
すこしあたたかいような。
こちらの盛岡の風は冷たくて
でも、お互いが通じ合っている内容の話がなんとなくあたたかくて
京都の風を吹き込んでもらっているような感じ。
外の寒い空気を纏って入っていらしたお客さまから
「三寒四温ですかね」と言われて「確かに」と答えつつ
本当にこれが三寒四温ってヤツかあ、と実感。
そんな三月の新月の一日でした。