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最近、いろんなお客さまと土壁の話題になります。
お店の壁を見て、昔の家を思い出されていたり
「そういえば、土壁は暖かかったねえ」とか「やっぱり土とか紙とか
木とかそういうもので作られたものは呼吸をしてるんだなあ」とか。
先日、昨夏に建物を「診て」くれた紳士がふらりと寄ってくださった
のですが、その方もやはり土壁の保温性のことをおっしゃっていました。
暖まるまでには時間がかかるけれど、暖まったら輻射熱も加わって
少ない暖房で暖かくできるのだということを教えてくれました。
実際そのことを実感しています。
夜中に忘れ物をしてお店に戻ったりするときがあるのですが
中に入った瞬間、ほわんとした暖かさが持続していることに気づきます。
冬になって隙間風が気になり出し、隙間を埋めてもらいました。
それで暖かくはなりましたが、逆に結露が始まりました。
寒いのもツライので良かったのですが、隙間風があっていいことも
あったのだと思いました。
隙間風といえば今日、何気なく読んでいた本に「枕屏風」のことが
書いてありました。寝ているときに障子などの隙間風から首や肩を
守るために枕元に置いて使う屏風のことです。
確かにちょっと昔の時代設定のドラマや、旅館で見かけたことが
あるなと思い出しました。
本で読んだその屏風の裾には、鎌倉間道の裂が貼ってあるとのことで
とても魅力的、と思いました。
家で寝ていると、風が通っているのを感じて寒くて目を覚ますのです。
「枕屏風」が気になってきました。
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