×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
テレビで浄法寺の「漆かき」の様子を見ました。
漆の木にかき傷をつけると、透明な漆がじわりと滲んできます。
傷ついたところを治すために木が自分で樹液を出しているのだそうです。
ひとかきで小匙1杯ほどの漆だそうです。
一度傷つけたところからは4日ほど経たないと次の傷をつけても
漆がでてこないと言っていました。
ただ傷をつければよい、というのではなく、その木が弱らないようにとか
漆を長い間とれるようにとか、知恵と経験が要りそうに思いました。
新しい漆の木を育てている様子も伝えていました。
お店でも浄法寺の漆のお椀を使っています。
お椀を光原社さんで購入するとき、漆の器は油分を含んでいるので
汚れがつきにくいです、と教えていただきました。
実際にそう思います。
使って、洗って、拭く。
当たり前のことを普通にするだけです。
あの「一匙の漆」がどれくらいこのお椀に使われているのか
自分には見当もつきませんが、手仕事に適正な対価を支払うこと
そして、大切に思いながらどんどん使っていくことが
購入する側の自分たちにできることだなと思いました。
PR