春を想う気持ち

「○○さんから聞いて来ました」
と声をかけてくださるお客さまがいらっしゃいます。
えっ？と驚くこともあれば、気を引き締めたくなることもあります。
とにかく、誰かがまた別の誰かに、という幸せなリレーのようで
とても嬉しいのです。

先日、仙台のブックカフェ「火星の庭」の前野さんがお書きになった本
「ブックカフェのある街」（仙台文庫、ひめくりで購入）を読んでいて
勝手ながら、本当に勝手に自分たちにも重ね合わせてしまう部分もあり
わかるーと思ったり、涙がこぼれそうになる場面が何ヵ所か（うるうる）。

特に、真冬の「ネガティブスパイラル」のくだりは本当に何度頷いたか！！（笑）

そういえば同じく１０年になる郡山プレイタイムカフェの先輩からも
「自分のところだけが静かなんじゃないかって思うよね、でも大丈夫だから」
って言ってもらったなー。

もちろん春夏秋冬、「○○さんから聞いて来ました」は嬉しいのです。
でも真冬に聞くのはさらに嬉しさ倍増、氷がとけるように、震えるくらいに
じーんとするわけです。

凍りつく冬の間は、もう春なんて来ないんじゃないかと思うこともしばしば。
でも道路にある雪は今どんどんとけていっているし。
風は確実に変わってきているし。
この仕事をしてから「春がくる」ことの嬉しさを以前より強く思います。