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夕方になるとお隣の魚屋さんから焼き魚のいい匂いがしてきたり
後ろの大家さんから夕飯の準備の匂いがしてきたり
とにかく「ごはん!」が食べたくなる内丸界隈なのですが
先日、ちょっとしたことがありました。
なんかいつもよりも魚を焼く匂いが強いかなあ?と思っていたら
通りがかりの男性の方が店のドアをあけるなり「ちょっと!」と。
その呼び出し方がちょっとカチンとくる感じだったので
いぶかしげに外に出ていくと
「おたくから煙でてるんじゃない?」と指さします。
確かに白い煙が出ているような…でもそんな騒ぐほどの煙でもないような。
たしかに大家さんはお年なので時々魚を焼き過ぎたりして
大丈夫ですか?とパトロールしに行くときもあるので
今回も呼び鈴を押してみると、大家さんはすでにパジャマ姿でねぼけまなこ。
魚焼いてませんよね?と聞くとはっとして台所を振り返るも
「なんにもだ。」
二階の方に煙が見えるんですけど?というとはっとして階段を見るも
「だれもいねよ。」
といいつつ二階を見に階段を登って行きました。
大家さんが戻ってくるのを待たないうちに
ウチと背中合わせになっているビルのテナントの方が
「(大丈夫だよ)」という身振りでビルから出てきました。
それと同時にその下の階に入っている料理屋さんのおかみさんが
すまなそうに「(ごめんなさーーーい)」というジェスチャー。
魚やさんやビルのテナントの方や料理屋のおかみさん
そしてパジャマ姿の大家さん。
ちょっと緊張しながらわーっと集まったところで
「ニシンを10匹焼いてたら思ったよりも煙でちゃって…」と。
「そのニシン、相当脂がのってたんすねー」
とみんなで大笑いして、またそれぞれの仕事(と布団)に戻りました。
この界隈の下町みたいな感じもなんだかいいなと思いました。
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店のそばの紫陽花がとてもきれいです。
最近は晴れていると思っても雨になったり、強風になったり
はたまた暑かったり寒かったりと忙しいお天気が続いています。
そんな中、足を運んでくださるお客さま、ありがとうございます。
気圧の変化によってなかなか体調がすっきりしないこともありますが
こんなときこそゆっくり本を読んだり、音楽を聴いたりしています。
先日は「そういえば、あったはず」とマイケル・ジャクソンのDVD。
起きぬけに、しばし見とれてしまってあっという間に時間が過ぎていました。
その後行った店でも大音量でマイケル・ジャクソン。
きっと世界中でこういうことが行われているんだろうな。
今年も、ローズヒップとハイビスカスとミント、赤いブレンドの
冷たいハーブティーがよく出るような季節になってきました。
自分たちも大好きです。
さて
吉田慶子さんの新しいアルバムを聴きました。
お客さまのいない店で歌詞カードを見ながら聴いていたら
楽しさ、哀しさ、幸せ、希望、勇気。
いろんな感情を味わうことができました。
そうしているうちに、10月のライブがとんでもなく贅沢な時間になるような気がして
ドキドキしてきました…。
再度お知らせですが
本日のJ-wave「サウージ!サウダージ」では10月にいらっしゃる
吉田さん(vo)と笹子さん(g)のスタジオライブの模様が聴けます。
放送は盛岡ではラヂオもりおか76.9で17時から。
お聞きになれる環境のみなさま、ぜひ!
ちなみに吉田さんのニューアルバムは7月22日発売です。
笹子さんのユニットであるショーロクラブのニューアルバムも7月22日発売です。
4年ぶり9作目の作品集(アルバムとしては通算22枚目)「Trilogoa」。
笹子さんは先日、岩手県公会堂で行われたEPOさんの公開録音にもいらしてました。
直接お聴きになられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
後日詳しくプロフィールを載せますが、笹子さんはショーロクラブ、コーコーヤといった
ご自身のユニット活動や、アン・サリーさんや畠山美由紀さんをはじめとする
多数のミュージシャンとも素晴らしいコラボレーションをしています。
スゴイ魔法使いなのです。
サウージサウダージをプロデュースなさっている中原仁さんの
ブログもぜひ!
おかげさまでcartaもこの9月15日で3周年を迎えます。
いつも足を運んでくださるお客さま、まわりで支えてくださる方々に
心からの感謝を申し上げます!
そんな気持ちを込めて、初秋の夜にライブを企画いたします。
盛岡市の内丸教会をお借りして、ボサノバの歌とギターのライブです。
cartaの手紙 7
吉田慶子+笹子重治
DEPOIS DA BANDA PASSAR ~canta NARA~
パレードのあとで ~ナラ・レオンを歌う~
日時 10月1日(木)
会場 内丸教会
開場 18:30
開演 19:00
チケット 全席自由 3,000円
今年で没後20年となる「ボサノヴァのミューズ」ナラ・レオン。
吉田慶子さんがその名曲たちを笹子重治さんのギターとともに歌います。
とにかく自分たちが今から楽しみでたまりません!
何度かこのブログでも吉田さんのことを書きましたが
吉田さんは福島在住のボサノバを歌う可愛らしい方。
ボサノバを歌うために天から授けられた声、とも言われています。
吉田さんの歌声を盛岡で聴きたいなあ
笹子さんの、まるで魔法を使っているのではないか?と思ってしまう
ギターもまた生で聴きたいなあと思っていて
じゃあお二人を一緒に、と得意技の妄想をしていたら
吉田さんの新しいアルバムで共演なさるという情報が。
天からの授けものと、魔法です。
アルバムも楽しみですし、このライブはとても貴重な時間になるのではと
思っています。
その吉田さんのアルバムは
「DEPOIS DA BANDA PASSAR ~canta NARA~」
というタイトルで7月22日に発売されます。
シンプルで丁寧で最小限の音の美しさ。
吉田さんと、そして共演されたギターの笹子さんの
ナラへの愛情もたっぷりのアルバムだそうです。
そして一足お先に、J-wave「サウージ!サウダージ」で
この吉田さんの歌声が聴けます。もちろん笹子さんのギターも。
放送は7月12日の予定です、盛岡ではラヂオもりおか76.9で17時から。
お聞きになれる環境のみなさま、ぜひ!
※
チケットなどの情報はまた詳しくお知らせいたしますので
お待ちくださいませ。
お問い合わせは carta 019-651-5375 までどうぞ。
店に相棒を残し
ひとり与の字橋から上の橋を散歩(しつつお買い物)。
昼の暑さが和らいだ時間帯
遠くからさんさの太鼓の音
川沿いを犬(しかも柴犬)を連れて散歩する人
釣りをする年配の男性二人
上の橋のたもとでぼんやりする背の高い外国の人
公園でキャッチボールをする子供
それたボールを拾ってあげるおばあさん
日常にあるありふれた営みが
ふつうに街の真ん中でみられるしあわせ。
とても盛岡らしいと思いました。
週末はいつもの休日を楽しむ方、勉強をする方、県外からの方などなど
ありがとうございました。
その中に、結婚して岩手を離れます、というお客さまがいらっしゃいました。
開店当初からいつも休みの日にゆっくり過ごしていかれる方でした。
そのリズムがこちらにとっても心地よく、これからは休日にそのお客さまが
いらっしゃらないのかと思うとなんとなく不思議な気持ちです。
帰り際に「ずっと続けてください」と言われました。
グッと来ました。
ご結婚おめでとうございます。お幸せにー!
またお会いできる日が楽しみです。
そして今週末に印象に残ったことと言えば
ビールとシードルのオーダーが多かったこと。
暑い外から喫茶店に駆け込み、冷えたシードル。
なんとなく嬉しいです。
おかげさまで
このブログのアクセス数が20万件を突破しました。ありがとうございます。
今日はこの勢いでメイキングを更新してみます。
メイキング-28
2006年
9月4日
6日をオープンの日にしようと思いながら、間に合わない感も出てきて…
えいっ!とオープン日の変更を決意。
あれやこれや色々調べた結果、オープンを9月15日の金曜日と決めて
オープンをお知らせする極シンプルなDMを作成する。
真理ちゃんがこの建物の写真を見て描いてくれた絵を
小さく入れて、自分たちでデザイン。
銀座の桜SHOPに注文していたストーンカッターテーブルが到着。
想像していたよりもこの空間にあっていて、嬉しくなる。
9月5日
窓辺にブナコランプを取り付けているとドアノブ到着。
おフランスから来たドアノブ。素っ気ない感じが好み。
ちょっと変わったドアノブだったので岩井沢さんに連絡をし
カラテさんに早速取り付けてもらう。
ふむ。
一気に「ドアです」という姿に。
これで開けやすくなったし、急に「店」という感じもしてきた。
9月に入ってから毎日パンの試作とシフォンケーキの試作。
そして今日届いたコーヒー豆を使ってコーヒーも試飲開始。
合間を縫って細かな備品を購入するために街中をぐるぐるー。
9月8日
新しいオーブンの感じも少しづつつかめてきて
パンやシフォンのレシピもほぼ固まってきた。
食べきれないパンやシフォンをアチコチに届けつつ
気になってしょうがなかった生活芸術さんへ初めて入ってみる。
衝撃。この盛岡で、スゴイお店だった。スニーカーとキャンドルを買う。
実は近くで喫茶店を始めることを告げると驚きながらも歓迎され
上の橋近辺にポツリポツリといろんな業種の店ができることが
とても嬉しいと言ってくれた。ガンバリマス。
店を始める前にこういうお店、そして人に出会うことができて良かった。
なんだかヤル気を充填してもらった気がする。
店とは関係ないが以前注文していたGOROの登山靴が届く。
これで来年も岩手山に登るぞお。
9月9日
アレ?ウチの車今年車検じゃない?
あ、ホントだ!POLO介のやつー。
ということでオープン前に車検を済ませるために早速予約。
店で扱う千年古茶青プーアールを仕入れるためにしゃおしゃんさんへ。
おおきいお饅頭のようなお茶のカタマリがかわいい。
前田さんと長話、本当にいつも勇気をくれる言葉をいただきます。
大丈夫。さらにヤル気充填完了。
そして盛岡正食普及会さんへ
毎週、岩手県産の小麦を仕入れることで決定。
9月10-11日
東京の友達の家へ。
もうオープンは目の前。
でもこんなときこそ会いたい人に会って、行きたいお店でゆっくりお酒を飲んで。
たまたま東京に来ていた松本の友達ともチクテで待ち合わせ、お茶。
ここでおみやげに、友達がパッケージのイラストを描いたという
岩手県産のりんごを使った「りんご」をもらう。
たくさん話す。
友達に連れられ、気功教室へ。
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に太極拳のようなこともした。
気持もスッキリ。
そしてもちろんfloorでもお茶。
オープン前の準備中、いろいろな荷物や煩雑なことや緊張から一旦離れたおかげで
かなりリフレッシュが出来たように思う。
もう先に進むだけなのである!
9月12日
POLO介を車検へ連れていく。
オープン前にどれくらいの出費になるのかちょっと緊張。
でもオープン前にいろんなことがキレイになっていくのは気持ちがいい。
レントゲン写真を映す古い器具を使って看板を作成。
オープンの日に合わせて各種仕入の電話連絡。
鈴木盛久さんでお茶用の日の丸形鉄瓶を購入。
ブナコといいこの鉄瓶といい細かい縞模様が好きなんだなーと思う。
3日後!のオープンにむけていよいよ実際に什器をレイアウト。
すっと決まるものもあれば、うんうんうなるものもあり。
なんとかなるよね?
お世話になっているインテリアショップの方が陣中見舞いに来てくれたり
知人がお弁当を差し入れてくれたり。
ありがたいス。感謝です。
<次回最終回>
お客さまの中には「暮しの手帖」ファンの方が多くいらっしゃると思います。
暮しの手帖社からは、今日よりも明日が、ほんの少しでも楽しくなるように
まいにちの暮らしを美しくするヒントがつまった「暮らしのヒント集」が
出版されています。
その「暮らしのヒント集」の発売記念として300部だけの活版限定版が
制作されました。
活字の持つ美しさをたくさんの方々に味わっていただきたい、と
暮しの手帖社さんより、この活版の本が届きました。
cartaのショップカードや自分たちの名刺も活版印刷です。
温かさと美しさと潔さを感じて、とても気に入っています。
でもやはり今回、書物として手に取ったときの印象は
カードよりはるかに深く、携わった方々の読者への思いが伝わってくる
感じがしました。
限定版だから見ることのできない方もたくさんいらっしゃることは確かです。
今回のように、出版元が「たくさんの方に手に取っていただきたい」と
全国の喫茶店や本屋さんに寄贈してくださることに感動しました。
疲れたときは、寄り道して喫茶店にでも行って帰りましょう。
あたたかいお茶を一杯飲むと、ふうっと肩の力が抜けてきます。
(暮らしのヒント集より)
cartaへいらっしゃった際は一杯のお茶やコーヒーとともに
ぜひこの本のページをめくってみてください。
ふうっとする時間はとても大切だと思います。
暮しの手帖社さま、ありがとうございました。
そしてcartaを紹介してくださったF・Nさま、ありがとうございました。
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この活版限定版 暮らしのヒント集は
現在発売中の「暮しの手帳 40号」の巻末の読者アンケートはがきにて
購入申し込みが可能です。
詳しくは「暮しの手帳 40号」をどうぞ。
活版印刷よ、ふたたび という記事で様子がわかります。
希望者多数の場合は抽選販売とのことです。
真夏のように暑い日が続いている盛岡です。
こんな気温の中、店まで歩いてきてくださるお客さま
ありがとうございます。
明日は月の最終火曜日ですのでお休みをいただきます。
水曜日の蚤の市の準備をしています。
cartaの手紙6 「蚤の市」
7月1日 水曜日
11:00から19:00(頃まで)
cartaのほかには
Holzさん、岩井沢工務所さん、木村衣有子さん
盛岡に住むものづくりをしている友人たちから
今まで大事にしてきたものたちが集まります。
また誰かのお気に入りになることを願って。
マイバッグや小銭のご用意をしていただけると助かります。
ご協力をお願いいたします。
なお、当日は本来店の定休日である水曜日ですので
喫茶営業はお休みとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。